雪上でのS-VSC、究極の実施試験!2012/01/27

今日はS-VSCの効果について書きますが、ちょっと長いため興味の無い方はお許しを。

本日午後、片側三車線のいつもの道。外気温氷点下2度、曇天、路面状況は湿潤、氷点下だが凍結はしていないため、車の流れはいつもよりちょっと遅い程度で流れていた。

赤信号により第一車線でストップしたところ、原動機付自転車が左から私の前に出てきて信号待ち。追い抜くのに苦労しそうだなという思いが頭をよぎる。青信号になるとその原付は勢い良く発進。ふんわりと加速するプリウスよりも前に出て行く。邪魔にならなくて良かったと安堵の思い。たぶん最高速度近くで走る原付に、私のプリウスは徐々に近づいていく。追い抜こうと第二車線に移ろうとした頃、路面状況が変わり、白い雪が筋状に路面を覆っている。原付のスピードは落ちない。いよいよ抜きにかかろうとしたそのとき、何と原付は転倒!第二車線を走る私の前に飛び出してきたではないか!!!

ルームミラーで黒い軽ワゴンが第三車線から近づいてきているのを確認していた私が取った動作はいかに?

そのまま進めば原付に突進、右に行けば軽ワゴンに接触の危険! 究極の選択である。

先ずはブレーキを踏むとABSが作動、こういう時のバイクとライダーは意外にも滑らない事を確認、そのままでは止まれないと判断し、咄嗟にステアリングを右に切ると、一瞬リアが破綻しそうになった瞬間「ピピピッ」とS-VSCの作動音がして体制を建て直し、半車線分を右横に移動し、原付の脇をかすめるようにクリア。

後ろを4tトラックが走っており、どうしたかとルームミラーを確認すると、原付のライダー君はすかさずバイクと共に路肩に非難、事無きを得たのでした。原付ライダー君に何事も無く良かったです、危なかったけど・・・。

まるで自動車メーカーのテストコースの状況を再現したような、たった数秒程度の事だと思うが、プリウスはその後平然と前に進む。しばらくは心臓がバクバクとするくらいの、究極の体験をした次第。

冷静に考えてみると、
① 前に出てきた原付に危険を感じていたこと
② 路面状況が変わったのを明確に意識していたこと
③ 軽ワゴンの存在を意識しており、且つ軽ワゴンのドライバーも事態を把握していたであろうスピードが落ちた結果、接触を回避できた事

このようなことの積み重ねがあり、結果につながったのではないかと思う。

さらに、何事も無かった原因の多くはS-VSCのお陰であろう。もしこれが無ければ、最悪の場合車は横を向いたまま、対象に突進していた可能性もある。恐ろしい・・・。

あらためて、S-VSCの有難さを実感する貴重な経験となった。
皆さんこんな経験はしないよう、くれぐれもご注意を!

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