F10 N52B25A 204ps仕様に乗った後のZVW302011/06/26

F10 M5
 N52B25Aは以前177ps仕様の323iに乗ったことがある。

 2トン以上のボディを引っ張る(押す?)にはいかがかなものかと思いながら試乗を開始した。

 第1印象は全体的にもっさりしているようにも思えた。予備知識ゼロで乗ったため、「SPORTS」のスイッチを入れた途端、車の性格が変わった。アルパイン製の大きなナビ画面に表示が行われ、車が戦闘モードであることを知らせてくる。スロットルを踏み込むと同時に急かすような加速が始まり、足周りも引き締まる。加速しながら軽くコーナーを流した限りだが、楽しく安定しており、前後の位相を制御するインテグレイテッドアクティブステアリングの効果もあるのかと想像した。N52B25A204ps仕様は、F10のボディーを問題なく引っ張り、大パワーを求めるのでなければ十分なのであろうことが想像できる。

 それにしてもこのF10は正に電子制御の塊と感じる。E46に乗り始めたころ、DSCで制御された操安性に驚きを覚えたのは過去の話、ますます進化しているのを痛感する。操縦性を電子制御するデバイスの存在は、運転技術を向上させることの妨げになるとも思うのだが、BMWの良いところは、ドライバーが任意でその制御をもコントロールできることにある。トヨタにそれをやれと言っても絶対にやらないだろうから、お金が余っている方々は奥さま車や子供の入門車にもこちらのほうが良い選択になるのかもしれない(笑)。


 で、プリウスである。

 その後乗ったZVW30は、また別次元での車の成り立ちをしていることを実感。523iを否定するものは一切ないが、日本が誇るトヨタの作った世界のハイブリッドカーは独自の領域を作っており、これはこれですばらしいとつくづく感じるこの頃である。

 昨日前方赤信号を前に、LS-Hに左から思い切り抜かれたものの、次の信号で追い付いた。どちらが格好が良いか、皆様には良くお分かりいただけることと思う。 
 
 それにしても後ろから煽られることが多いプリウス。リアに何か走り屋を彷彿とさせる加工でもしようかと・・・? お乗りの皆さんは良くご存じのように30プリウス、侮れないですからね。

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